13年前に他界した私の父は、大正生まれの「企業戦士」でした。海外出張のやたらに多い人で、帰って来ては家族に目新しい食事を作るというヘンな癖がありました。

オートミールやフレンチトーストもその一つでした。

オートミールは、当時は輸入品を扱う店が少なく「明治屋」でしか手に入らなかったのですが、わざわざ仕事の帰りに買ってきては私たちに食べさせたものでした。

言っちゃなんですが・・「不味い」の一言でした。

フレンチトーストなどはベチャっとしていて、お世辞にも「美味しい」とは言えなかったと記憶しています。(その後、改良を重ね二つとも美味しく食せるようになりましたけど)

そんな中で一つだけ家族に好評だったのが「トマトと卵のガチャガチャ」(母が命名)でした。

レシピは簡単です。熱した鍋にトマトのざく切りを入れ暖め、卵を割り入れ塩コショウを振ってガチャガチャ混ぜれば出来上がりです。

今では別に珍しくもないメニューかもしれませんが、昭和30年代ではモダンなメニューだったと言えるでしょう。

これをこんがり焼いたトーストにのせて食べると、それはそれは美味しいのです。

「トマトと卵のガチャガチャ」は今でも私の朝食メニューの定番ですし、トマトを暖めて食べるのが大好きになったキッカケでもありました。

コンブチャとトマトで朝の栄養補給はバッチリです。

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